ロシア語専攻卒業後…
私は大学卒業後、ロシア(語)屋さんになる道は選ばず、新たな世界に挑戦したいという思いで、ある日本企業に就職しました。正直まだまだ勉強したいという思いはありましたが、大学で出会った先生や先輩の話を聞く中で、一度は企業で働いてみるべき、働くなら今という声に押され、また語学を活かす為にも語学以外の強みを持ちたいと思った為就職を決意しました。ちなみに、就職先はロシアと関わる可能性はあるものの、大半はロシアと関係無い仕事です。
結局、新卒で入った企業で働き続け今年で8年目。常に新たな分野で勉強が続けられる環境と、いつかこの経験をロシアでも活かせるようになりたいと思えることが、ここで働き続けられる理由です。
しかし、もっとロシアと関わりたい、ロシア語を使いたいという気持ちはいつも自分の中に潜んでおり、そんな気持ちのせいで落ち込んでしまうこともしばしば。(そんなに悩むならロシアに飛び込んでしまえば良いのですが、今の仕事での今後の可能性も魅力的で辞められないのです。)それと同時にロシア語力の維持はとてもとても大変なことで、卒業後ずっと悩んでおります。
ここでは、そんな私がこの8年弱で試してきたもの学習法を紹介したいと思います。
社会人のロシア語学習 おすすめ方法
①自習
就職したばかりの頃は、業務上ロシア語で接客をする機会や急遽ちょっとした通訳で呼ばれる機会もありました。その為、当時は必要な勉強も明らかでモチベーションも維持しやすく、専ら自習がメインでした。
- 文法・語彙復習
- ロシア映画・ドラマ鑑賞
- ニュース・WEBサイト読解
②大学の社会人授業
一時期上智大学で一般向けの公開講座を受けていました。私が選んだのは、ロシア文学読解。作品は、トルストイの『戦争と平和』、『アンナ・カレーニナ』。社会人になってからじっくり読んで翻訳するという機会が無かったので、とても新鮮でした。
久しぶりに大学のHPを見ると、残念ながら2019年度で終了しているようですね。
https://www.sophia.ac.jp/jpn/news/PR/news20190618_extentionprogram.html
③カルチャーセンター
調べてみると様々な講座が見つかります。一度だけ単発のもので児島宏子さんの講座を受けました。今はオンライン講座も増えているようです。
④通訳学校
私も一時期通った『アイケーブリッジ外語学院』。社会人になって一番勉強しました。本気で通訳目指すならこちらをおすすめします。通訳の為に必要な要素が詰め込まれた授業、ハイレベルなクラスメイト、レベルアップ間違い無しだと思います。
⑤語学学校
自分のレベルに合った、必要なスキルの為の授業が必ず見つけられるのが東京ロシア語学院。通訳学校で出会った”ハイレベルなクラスメイト”の皆さんが口を揃えて絶賛していた通訳ガイド試験対策講座を一年間受講しました。大学でも勉強しなかったような細かい部分まで学ぶことができました。本気で学び直したい方におすすめです。今は一部オンライン授業もあるようです。
⑥オンライン授業
私が今受けているのは、オンライン授業。時間が許せば、オンラインのグループ授業もありますが、仕事の予定を考えると難しいので、自分のスケジュールに合わせて個人レッスンを受けています。コロナ影響で留学できない方にもおすすめです。